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「トルコ大周遊」旅行記

「行程MAP」


○ イスタンブール・帰国(11/14-15)

モーニングコール5時45分、朝食6時から、荷物回収6時45分、出発7時45分と出国に備えて早めの用意となる。 いよいよトルコ最後の日だ。
ボスフォラス海峡を望む
コンラッド・ホテル
フワフワのベットでぐっすりと眠り、日の出を見ようと思うが、窓と反対側で明けて行くボスフォラス海峡を 眺める。大きなタンカーや小船が行き来している。
雲がなく晴天だ。昨日の雨が続かないかと心配したが、ボスフォラス海峡クルーズは天気で良かった。

朝食会場は広く、料理の種類も豊富で多い。トルコのホテルでは何処も蜂蜜の小さな容器があり、蜂蜜好き なのかと思っていたところ、コンラッド・ホテルは蜂の巣がそのまま置いてある。蜜蝋と蜜を取って食べると 濃厚で美味しい。
トルコ最後の朝食をたっぷりといただく。パンが美味しかった印象が強い。最後のチャイも堪能する。

ツナさんとサンタさんに最後になるギュナイドンと挨拶し、ボスフォラス海峡クルーズに向かう。空は真っ青で寒さも 問題ない。通勤時間前の道路は混雑もなくスイスイと船着場に行く。
クルーザーは我々ツァーの貸切船で広々とした船室・デッキを歩き廻る。船室でくつろぐ方、デッキで景色を楽し む方とそれぞれだが、天気は最高、楽しいボスフォラス海峡クルーズになりそうだ。
出航してすぐに上段のデッキに行き潮風を楽しむ。少しひんやりはするが、寒くはない。青空と大陸の 霞みと海峡の深い青色の対比が美しい。

ボスフォラス海峡のヨーロッパ側(左岸)を黒海の方向に進む。海岸沿いに「水の宮殿」・ドルマバフチェ宮殿が堂々と 建つ。トプカプ宮殿が手狭で時代遅れだとして、1843-59年に建てられた壮大で優美な宮殿で、迎賓館的な 役割を果たしたと。
船が行き交い、小さな漁船が漁をしている。手を振ると合図をしてくれる。やがて、リゾート・マンションが 建ち並ぶ沿岸を進むとアジアとヨーロッパを結ぶ長い掛け橋、第一ボスフォラス大橋が見えてくる。 下から自動車が小さく見える。
 
ドルマバフチェ宮殿
小さな漁船
第一ボスフォラス大橋

画像をクリックすると拡大します(以下の画像も同様)

橋の下の海岸にはモスクが静かに建つ。第一ボスフォラス大橋の下を抜けて進むと第二ボスフォラス大橋の手前に ルメリ・ヒサールの要塞が現れる。始めは1つの要塞のように見えるが、更に進むと2-3個の要塞を城壁で 結んだ立派なものだ。ビザンチン帝国とオスマン・トルコの争いの時、攻防の中心になった場所だと。
第二ボスフォラス大橋を過ぎた辺りからUターンしてアジア側を戻る。
 
海岸に建つモスク
ルメリ・ヒサールの要塞
第二ボスフォラス大橋

別荘や豪華な邸宅が立ち並ぶアジア側を進む。トルコ国旗が掲げられるモスクや静かな豪邸街を見ながら。
第一ボスフォラス大橋の手前にベイレルベイ宮殿が見えてくる。1865年に建てられた夏の離宮で、王家や外国 からの大使の迎賓館として使われたと。
少し寒くなると船室に行き、チャイを飲んだりとクルージングを楽しむ。
元の船着場に戻り、快晴の下のクルージングを終え下船する。本当に天気で良かった。昨日のような雨 だったら、何も見えず船室で過ごしただろう。
 
海岸のトルコ国旗
ベイレルベイ宮殿
クルージング船

トルコ観光も全て終わった。終わってみればあっと云う間だった。
バスは少し渋滞した道を空港に向かう。途中、ガラタ橋からたくさんの人が魚釣りをしている有名な 風物を見ながら。
10:10'空港に到着。今回のバスの走行距離は3000kmだったと。運転手のサンタさんに深謝、チョク・サオオル。 握手してお別れする。

スーツケースはポーターが運んでくれ、これからの注意事項を聞いて搭乗手続きに進む。
ここでツナさんとお別れだ。イスタンブールで会ってから8日間、イスタンブールでお別れだ。彼のガイドでよりトルコを 深く知り、大好きな国にしてくれた。
イタリアのように都市毎にガイドが変わるのではなく、一気通貫のガイドは彼の人柄も相俟って充実した ものだった。
歴史好きの彼の説明は熱が入り、理解できないことも多かったが、トルコの歴史的背景を認識させて もらった。本当に感謝・感謝、チョク・サオオル。

最近は荷物重量チェック(20kg)が厳しいが2個で45kgと少し多いがOKだった。
イスタンブール空港
SQ491
空いていそうなので、窓側の席を取る。
入国審査は簡単だったが、身体検査は厳しく靴を脱がされる。

トルコ通貨は日本円に変換出来ないので、空港の売店でお菓子や小物を買って使い切る。残った小銭で 何を買えるかレジの女性に身振りで相談するとこれでOKとチョコレートを追加して0.1YTL残っただけだ。コインは 記念に取っておこう。
搭乗時間までトルコの旅を思い出しながら、のんびりする。

ドバイ経由シンガポール行のSA491は定刻12:35'より早く出発する。
機内は半分位の乗客で3人席を2人でゆっくりと座る。上空は雲が多く、下は何も見えない。 ドバイの時刻に合わせて、ビールでトルコ旅行の無事とこれからの航路の安全を願って乾杯し、昼食を摂る。
往路と同じコースで地中海に出て進む。イラクの国境に沿ってペルシャ湾に出てドバイ到着は定刻18:55'より 早く18:15'に到着する。
往路は降りなかったが、メンバーの半分位がトランジットでドバイ空港に降りる。手荷物を全て持って、 トランジットカードをもらって空港内へ。
アラブ首長国連邦(UAE)の首都、ドバイ空港は広くて椰子並木があると聞いていたので楽しみにしていた。 正面に椰子並木が見え、白いターバン、白い衣装のアラブ人がたくさん歩いている。
UAEの通貨はデルハムで約30円と調べていた。いつも記念にキャップを買っていたが、トルコではキャップを被る 習慣がないのか、余り売っていなかった。ドバイで適当なキャップがあったので、クレジットカードで購入。 珍しそうなお菓子も求める。
大金持ちの国なので人も多く、高級店にも人だかりだ。 短い時間を満喫して集合場所へ。再び身体検査を受けて同じ席に搭乗する。
 
ドバイ空港の椰子並木
ドバイ空港のアラブ人
ドバイ空港の売店

ドバイから乗客がたくさん乗って来たので、ほぼ満席となったが、我々の横には来なかったので3人席を 2人でゆっくりと過ごす。
定刻の20時、ドバイ空港を飛び立つ。道路の街灯がこうこうと輝くのを見て、UAEの裕福度がよく分かる。 再び、夕食が出て、ビール・ワインを飲んだり、居眠りをしたり、歩き廻ったりと時間をつぶす。
窓側で景色を期待したが、真っ暗でインド洋・インド大陸を判別することも出来ない。一度は昼間に乗って 地形を見てみたいものだ。

4時間の時差を調整すると日付は変わっている。11/15なのだ。
シンガポール・チャンギ空港
ほぼ定刻通り7:10'シンガポールに到着する。乗換時間は約1時間なので、往路と同じく空港の端から端まで ウォーキングだ。
搭乗口で身体検査を受けて、待合所で休憩。まだこれから6時間乗らねばならない・・・・。
関西空港行SQ622は定刻通り、8:25'に離陸する。窓から見るチャンギ空港は飛行機がたくさん停まっていて その大きさがよく分かる。よく端から端まで歩いたものだ。
機内はガラガラで横になって眠れる位だ。

飛行機は太平洋上を飛ぶが、島影も船も見られず、海ばかりでがっかりだ。
朝食が出る。久し振りに蕎麦を食べる。機内食でも美味しく感じる。日本が近付いたと実感する食事だ。 時差1時間を調整するともう日本時間だ。
CAに関空〜シンガポール〜ドバイ〜イスタンブールの距離を調べてくれるようお願いする。往復で約27000kmと凄い 距離を飛んでいるのだ。

鳴門大橋
神戸空港
モニターの航路表示で沖縄を過ぎ、日本に入った。青空の中の白い雲の合間から小島が見える。
九州の西の海上から高知沖、そして四国山脈の上空を通る。緑の山肌が見え、吉野川を眺めていると すぐに鳴門大橋と渦潮の白い波頭が見える。眼下の日本地図を楽しんでいると逆光の明石大橋から 神戸空港と大阪湾を進み、定刻通り15:30'関西空港に無事到着する。

全員の荷物も無事出て来たようだ。何のトラブルもなく10日間の旅を終えることが出来た。M野さんに感謝の 挨拶をし、親しくなった皆さんともお別れする。
宅急便にトランクを預け、JRで帰宅する。もう暗くなった車窓から日本のネオンを眺め一息入れる。

10日間のトルコ旅行は事前に思っていた以上の衝撃の連続だった。思ってもいなかったギリシャ・ローマ時代の 遺跡と珍しい自然の数々。そして人懐っこいトルコの人達との触れ合い。
歴史好きのツナさんの名ガイドの説明で益々トルコの魅力が増した感じだ。本当にチョク・サオオルだ。
寒さも心配したが、好天に恵まれた有意義なトルコ大周遊だった。




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